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お風呂:1
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「うわぁ!」
リクは鳴くと俺の腕から降りてどっか行ってしまった。
「……?……先入ってるからなー」
然程気にせず自分はそのまま風呂場に向かった。
「リク…どうしたんだろ?」
リクが入ってこれるくらいの風呂場の扉は開けといたしなんら問題は無いはずなのだが……。
心配になって風呂場の扉を開けようとすると、
「うわぁ?!!」
「何だよー、びっくりするなー」
「は?!なんで、リク、お前…」
「?」
何故か人間の姿になったリクが脱衣所にいた。
「な、んで?!」
「何でいるか?お前が一緒に風呂入るかーって言って来たからだろ?」
「ち、ちがっ、それは猫のリクに言ったんだよ!!」
「リクはリク。猫でも人間でも俺は俺なの。はい戻った戻ったー」
脱衣所から、えいやえいやと浴室に戻される。
俺は浴槽につかりながらさっきからどうしていいか分からずただじーっと湯船を眺めている。
「宙ー」
「な、なんだよ…」
なるべくリクの方を見ないようにして答える。だって…今のリクは、そ、その裸だし…いや、別に男の裸を見た事がないとかじゃないんだけど、リクの身体がなんか無駄にかっこいいから変な劣等感と恥ずかしさがこみ上げてきて直視できないでいる。
「どうしたんだよ、そんな黙って」
「別に…」
「目合わせろって」
「うわ、ちょっと何すんだよ!」
グイッと急に顎を掴まれリクの方を向かされる。
「っ……」
「?」
髪も身体もいい感じにお湯で濡れてて見るだけでクラクラしたしかっこいい身体が普通に羨ましい。
そんなリクの身体から目を逸らしたくて思わず言ってしまった。
「いい加減体洗ってないで風呂入れよ!」
「……へぇ~」
「あっ…?!」
「俺も一緒に湯船に入っていいの?」
「や、そ、それは…!」
「んじゃ、お邪魔しまーす」
「わわ!ちょ、リク!」
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