アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
企み:1
-
「ふぁあ~……」
思わず欠伸が出てしまった。
そろそろ寝ようかな…。
「うえっ……ちょ、リク!なんだよ!」
「俺と……一緒に寝てよ」
「なんで…」
「………」
ぎゅっと抱きつかれて身動きが取れなくなる。
「猫に戻れるんだろ?だったら猫の姿に戻って寝ろよ」
「……ケチ」
「なっ…!そういう事じゃないだろ?!」
なんていうか、人間になってから本当に生意気になったよな……。
「じゃあ、猫の姿ならいいんだな?」
「……うん」
「んじゃー、先にベッド行ってるからちゃんと来てなー?」
俺からパッと離れると寝室に先に向かったリク。なーんか、怪しいんだよなぁ。あの素直さが。なんか企んでそうな顔してたし…。
なんか寝室行くの嫌なんですけど。
その後歯磨きもして戸締まりや寝る準備をしてから寝室に向かった。
「ふー…」
ベッドに近寄るとと猫のリクが尻尾を丸めて寝ていた。安堵の息が漏れる。
「猫のリク……可愛すぎる…」
やっぱり猫のリクは可愛げがあり人間の時の生意気さも許せてしまう程だ。
「俺も寝よーっと」
リクを起こさないよう静かにベッドに入り自分も眠りにつく事にした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 77