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オーナーさん
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とりあえず暴れたルキを落ち着かせる。普段は大人しいルキだから美丘さんもビックリしていた。
アルヴィン君を床に降ろしルキの元へ行く。
「ルキー、暴れたらダメだろ?」
「………」
俺がそう言うと、しょぼんと音がつきそうに尻尾と耳を下げた。
するとキャットタワーのてっぺんにいたカイル君がにゃあ〜と一鳴き。
ガチャりと部屋の扉が開き1人の女の人が入ってきた。
「光くーん、久しぶり〜!」
「あ!お久しぶりです〜!」
もしかしてこの人がオーナーの人かな?
「来てくれてありがとね?」
「いえいえ!ずっと行きたいと思ってて!あ!僕の元同僚の樋渡君です!」
「はじめまして〜」
「あっ、はい!はじめまして!」
「ふふ、可愛らしいわね!」
オーナーさんは凄い優しそうな雰囲気で猫カフェにぴったりの人だった。
「ちょっと新しい猫ちゃん来たんだけど見てみない?」
「ほんとですか?!宙くん!どう?!」
「あー、俺は…」
ちらりと部屋を見渡す。
この三匹もいるし、久しぶりの再会だから2人で話さしてあげたいなと思って断った。
「樋渡君ごめんね?光君お借りしちゃって…」
「大丈夫ですよ!」
「ちょっと話して戻ってくるから!」
「いやいや、ごゆっくりどうぞ〜!」
2人を部屋から見送ると俺は戻った。
「それにしても本当可愛いなぁ…あ、カイル君おいでー!もう大丈夫だよー!」
キャットタワーに避難していたカイル君を呼ぶ。そうすればスルスル降りてきて俺の元に来る。
「可愛いなぁ…」
アルヴィン君は俺の足の間に入りぽむぽむと胸を叩いてくるし、カイル君はヒョイっと肩に乗りゴロゴロと頬にすり寄ってくる。
すると少し離れたところにいた真介君も近付いてきた。
「眞介君もおいでー!」
呼ぶとトタトタと駆け寄ってくる。あぁ、もう幸せすぎて顔がにやけてしまう。
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