アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
黒猫れすきゅー
-
「宙さん!!!」
「「「!?」」」
バンっと部屋のドアが開く。
「あんたら……!」
「る、ルキ…?!」
そこに現れたのは人間の姿をしたルキだった。部屋に入った途端俺の姿を見つけて驚愕していたが、すぐに表情は冷たいものになった。
ルキ、あんな顔するんだ……
「わー、来ちゃったのー?」
「何してるの?」
「見てわかんねぇかなあ?…ちょっとしたお戯れだよ」
「んぁっ…」
クスクス笑いながら眞介君が俺の乳首をキュッと摘んだ。いきなりやられて思わず口から変な声が漏れてしまった。
その反応にルキの頬がピクッと動く。
「宙さんから退け」
「はぁ?……っっ!」
ルキは俺たちに近づくと3人に蹴りを入れて俺の腕を引っ張り無理矢理退かす。
ギュッとルキの胸に顔を押さえられる。何故かホッとして自分からもルキに抱き付いてしまう。
「いってー、なんだよ…さっきの黒猫だよなお前」
「ちょっとー、なにすんのー?折角可愛い宙ちゃん見てたのにー」
「生殺しってマジこういう事だな」
3人にともお腹や頭を押さえながらルキの方を睨む。
「……ルキ…」
「宙さん…ごめんね。光がオーナーさんと話し込んでてさ…なんかやな予感したから…まさか」
俺を抱きしめる腕に力が入る。
「ほんとあんたらさ…何してくれてんの?」
「何が」
「何がじゃないでしょ、宙さんにこんな事してて」
ジロリと眞介君を睨み返すルキ。
「なんか予想外に面白くってさ……宙もさ、気持ちよかったでしょ?」
「……っ!」
舌舐めずりをしながら俺の方に妖艶な視線を投げてくる眞介君にぐっと息がつまる…事実感じていた為何も言えない…。
「とっとと猫に戻れ」
「はー!?折角宙ちゃんといちゃいちゃできたのに?!猫の姿じゃできないあんな事やこんな事もできるのに?!」
「いや、それはしなくていいよ」
すっごい悲しそうな顔してるのに言ってる事はくだらなすぎる。
「とにかく戻れよ」
「チッ……るせぇなー。分かったよ」
「えー、眞ちゃん…」
「うお、珍し」
「だってうるせぇんだもん、黒猫」
眞介君は舌打ちをしてそれにブーイングをするアル。そして驚くカイル君。
「宙さん部屋の外で落ち着かせてるからその間に戻っとけよな…」
「へーへー」
ルキに肩を抱かられながら部屋を後にした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
44 / 77