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猫達との1週間:3
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声のする方を見る為俺も体を起こせば、そこにいたのは
「真昼間からすげーな」
人間の姿をした眞介君がいた。
「昼間っからリビングでお盛んな事ですね〜〜、つーか腹減ったんだけどなんかねぇの?」
そう言ってキッチンへ行き冷蔵庫を物色しだす眞介君。
「おい、邪魔すんなよ。つーかさっき昼飯食っただろ?」
「は?俺はただリビング来ただけなんですけど?人間の姿なったらあんだけじゃ足りねぇの」
「んじゃー、ずっと猫のままでいろよ」
「お前に指図される意味が分からない」
あああ、もう!眞介君何で猫になってんの?!ていうか、人間になった事でリクとの喧嘩が益々騒がしくなってしまった……。
リクは俺の上から退くと眞介君に向かって文句を言っている。と言ってもリクが一方的にで眞介君は冷蔵庫の中を探っている。
はぁ、と一気に体の力が抜けてソファにぐでん、と横たわって来てしまった。
「おい、宙。コンビニ行こうぜ」
「え?」
「腹減ったー」
「お前ワガママ言ってんじゃねぇよ」
「うるさっ…俺は宙に言ってんの」
「うぜぇ…」
2人でぎゃーぎゃー言い合いされても困るだけなのでしょうがなく、
「もう分かったから!!行くから静かにしろ!」
「は?おい宙!」
「いえーい、やり〜」
「リクも何か買うから、ね?落ち着け。眞介君もリクにちょっかい出すな、分かったな?」
「………」
「はいはーい」
半ば納得してないリクとニコニコと機嫌がいい眞介君を連れてコンビニに行く事になりました。
「らっしゃーせー」
最近はまだ夏前だと言うのに暑い日もありコンビニのアイスのコーナーが広く展開されている。
「好きなもの買っていいから」
「俺さっき昼飯食ったしなー」
「俺これ」
リクは店内をうろうろしながら色々商品を見ていた。
眞介君は某ダッツのアイスクリームをカゴの中に入れてきた…中々お高いものを……。俺は100円くらいのアイスバーをカゴに。
その後も適当に商品をカゴの中に入れていきレジへ向かった。
すると会計の途中に眞介君が、
「すみません、43番一つ」
「……は?」
「ん?」
「いやいや、なんで。吸うの」
「なんとなく?俺のご主人も吸ってるし?」
「はあ?いや、ちょ、ま」
「年齢確認ボタンお願いします」
「はーい」
「あ」
「いーじゃん、どーせお金貰ってるしょ?いくらか」
確かに小野瀬からはエサ代と言われ少しお金を預かっていた。だからと言って……人間の姿の時に吸うタバコ代は含まれてないと思いますが?
「固いこと言わないでさー」
ニコニコとしたまま先に袋を持たれてしまう。
「1840円でーす」
「………」
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