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歪んだ恋愛
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「ふっ、ぅ、あがぁ、あっっあ」
明るい部屋の中、僕は良佐先輩を食べていた。
食べるというよりは、噛んでいるだけなんだけれど。
ここは一人暮らしをしている僕の家の中。の、ベッドの上。
家に人を入れたのは初めてかもしれない。
全裸になっている良佐先輩の肩や腕、首にはくっきりと僕の歯形がついている。そこは赤くなっていて、少し血が出ているところもある。
先輩は枕に顔をうずめて痛さに耐えている。
時々聞こえる先輩の声が僕を興奮させる。
「はっ、はっ…、ん、い、たぁっ」
「ご、めんなさい…痛かった?」
「ん、大丈夫だっ…」
また、笑っていた。
先輩の血が美味しい。先輩の肉が美味しい。
「先輩の体…綺麗ですね」
「なっ、そういうこというなよ…」
先輩は恥ずかしそうにしている。
僕は先輩の体を噛みながら舐めていく。背中を下から上へ、ゆっくりと舐め上げていくと、体がビクビクと震えているのがわかる。
「…あ、ごめんなさい。こっち向いてください…」
うつ伏せだった先輩を仰向けにする。
「ごめん、殴るよ」
ゴッ、と鈍い音がした。
「ーッ!」
先輩は少し痛そうに顔を歪めた。
僕はすかさず口付けをした。
舌を入れて、先輩の舌と絡ませる。
「はっ、は、んぅ」
ぷはっ、と口を離すと良佐先輩はトロンとしている。
どちらのものかわからない唾液が口から垂れている。僕がそれを舐めとると「んん…っ」と声がした。
そろそろ暑くなってきたから、先輩の前で、まだ着ていた制服のワイシャツを脱ぎ始める。
ワイシャツを脱ぎ終わると、先輩が僕の体を見て少し驚いた顔をしているのに気がついた。
「霧明…、お前、それ」
「え?…あぁ、これですか」
僕の体には、普段服に隠されて見えない場所に様々な創傷がある。これは全て自分でやったものだ。
人を傷つけたい、殺したいという感情が抑え切れないときには、自分を傷つけ、肉を見て血を見て、なんとか自分を抑えてきた。
やり方はその時によって変わる。
良佐先輩を傷つけたいのを我慢している頃は、カッターで足を切ったっけ。
「これは、どうしても我慢できなくなったときに、自分でやったもんです。こうすれば少しは収まるんで…」
「…そう、か」
先輩は悲しそうに俺を見る。
別に先輩が悲しむことはないんだけどね…。本当に良佐先輩は心優しい人だ。
「霧明」
「なんですか?」
「これからは俺に全部ぶつけろよ…」
「……あ、」
あぁ、本当に優しいなぁ。こんなこと、許されるわけないのに。
でも、目の前の人物は許してくれている。
この人は、僕のものなのだろうか。
本当に、この人は、
僕のものに、なってくれるんだろうか。
そっと先輩の綺麗な体に触れる。
先輩の心臓がドクドクと働いている。
「…はっ、」
先輩の熱い息がした。
この綺麗な体で
歪んだ愛でも受け止めてほしい。
それが本心だ。
僕が何も言わずに、胸の突起をつまむと「う、あっ?!」と少し怯えた顔を見せた。
「先輩、ここ気持ちいい?」
そう言ってぐりぐりと押してみる。
「はぁ…っ、?そんなとこ、さわったこと、ないっ…から…っ!」
「どうなの?気持ちいいの?」
顔を先輩の目の前まで近づけると、コクコクと頷いた。
先輩のアレはもうすでに勃っている。
「お、おい…そんなとこ見るなって…」
先輩は軽く肩にパンチをしてきた。
可愛いな、と思いつつそんなことは無視して自分の指を舐めてから、先輩の穴に自分の中指を少し入れてみる。
「ひっ?!」
また怯えた顔を見せた。
「ここ、触ったことないんですか?」
「な、ない…」
ずぶぶ…っ
少しずつ中指を先輩の奥に入れていく。
「ひ、あっあ、?な、な、?」
「大丈夫ですか?痛くない?」
「い、たくはないけど…っ、なに、これぇ…っ、?」
先輩は混乱しているようだった。可愛い。
そのまま先輩の中に指を入れ続ける。先輩の体がビクビクと震えているのを感じる。
先輩の中は熱くトロトロだ。この中に自分のモノを挿れたらどれほど気持ちいいだろう。先輩はどれぐらい壊れるかな。
つぷ、と音がして中指が先輩の中に全て入った。
「先輩、中指が全部入りましたよ」
「ん…っ」
先輩の表情からして辛くはないのだろう。でも、
「一本でもキツイ…」
指、三本は入れないと駄目だな…。
指を折り曲げたり、掻き回してみるとぐちゅっ、ぐちゅ、という音と同時に「ひう、んんっ、んく…っ」と先輩の声も聞こえてくる。
「痛くないなら、もう一本入れますね」
中指を少し引き抜き、今度は薬指と一緒に入れていく。先輩の中は先ほどより緩くなっていてトロトロになっているため、思ったよりもスムーズに先輩の奥に二本の指が入っていく。
二本の指が全て中に入ると、先輩はふっ、ふうっ、と熱い息をしている。
「動きますね」
二本の指をゆっくり、一度引いてからまた押していくのを繰り返す。
指を動かすたびにぬちっ、ぐちゅ、ぐちゅ、と音が響く。
時間が経つにつれ指の動きのスピードを速くする。
「ひっ、!あ!ああっ、んあ…っ!」
先輩の喘ぎ声も大きくなっていく。
ああ、早く先輩の中に入りたい。もうなんか先輩になんでもいいから、酷いことをしたい。壊してしまいたい。
でも、そんなことを考えている自分に吐き気がする。
目の前の先輩はこんな自分を受け入れてくれて、これからどんどん傷ついていくのだ。自分は大切な人を壊していくのだ。
それでも自分の欲に負けてしまう。
「…っは、ごめん、なさい…」
蚊の鳴くような声で言うと、先輩にはしっかりとは聞こえなかったらしい。
「…え、んぁ…きり、あ…今なんて…っ?」
「……なんでも、ないです」
もう一本、先輩の熱い中に入れる。
三本の指で中を広げてみる。途端にひくっ、と先輩の体が跳ねた。
「ひ、ろげるなよ、ばか…っ!」
先輩はもう涙目になっている。可愛い。可愛いから、傷つけたい。
ずるっ、と一気に全ての指を引き抜く。
「んっ、あっ!」
声と一緒に先輩の体はびくんっ、と跳ねた。
先輩の穴はヒクヒクと動いていて、とても可愛らしい。
もう、挿れてもいいかな。
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい。
自分がこんな声を出すなんて…っ!
目の前にいる後輩の顔は、少し微笑んでいて恐怖をほんの少し感じる。
呼吸が乱れていて、体も熱い。中からの気持ち良さと霧明に噛まれた痛みが俺をおかしくさせる。
ボーッとしていると、さっきまで指を入れられていた穴に何か熱いものが当たった。
「…え、?あ、きりあっ、まって…っ!!」
「挿れますよ」
霧明はぐっ、と力を入れると、穴に当てていた自分のモノで一気に俺を貫いた。
「う、ああぁっあああぁ!!?」
まだ心の準備をしていなかったため、俺は一瞬息ができなかった。
圧迫感のせいなのか、体がガクガクと震える。
「っ、ふ…っ、まだキツイ、けど、先輩の中気持ちいい…」
「あ、あっ、んく…っ!いたっ、あ!」
「どう…?先輩っ、どんな感じですか…?」
「あっ、んああっ!はら、のなかがっ、くるしっ、!」
霧明のモノが中にずるずると入ってくる。痛みと一緒に快楽も感じてもう何が何だかわからない。声が勝手に出てしまう。
「ひ、あんっや、ああぁ…っ」
「…あ、血がちょっと出てしまいましたね。初めてだからしょうがないか…」
そう言った霧明の顔は、初めて俺を殴ったときと同じようにウットリとしている。
…やっぱり俺、こいつのこの顔好きだ。
「そろそろ動きますね」
霧明は俺の腰を掴んだまま、自分の腰を前後に動かす。それに合わせて、中に入っている霧明のアレが俺の中で動き回る。
「あっ!あ、あっ!あっ、んんっ!」
熱くて太いモノが中を激しく刺激する。涙も出てきた。口を閉めることもできなくて、だ液が頬を伝う。
そのとき、亀頭がなにかを引っ掻いた。
「んあっっ?!!」
「ここですね」
霧明が汗だらけの顔でニコッと笑ったかと思うと、そこを中心にピストン運動を繰り返す。
「あっ、あ!?あぁっ、あ!!ふああぁあっっ!!あ、んっ!!!」
「先輩、気持ちいい?ふっ、ぅ。く…っ、ここ前立腺なんだけど、おかしくなりそう?」
「あっ!ああぁあ!!!んんっ…!!きり、あぁ!そこ、やらぁ!!!おかしくなる!おかしく、なるからああぁ!!!きり、あっ!!」
「それはよかったです…っ!」
このままだと、本当におかしくなる。
それなのに、霧明はピストン運動を止めようとしない。肌と肌がぶつかり合う音がして、頭の中を電気が走ったような快楽が巡る。
俺が激しい快楽に耐えていると、霧明が腰を動かしながら、幸せな顔をして
「先輩の中、すごい熱いです…っ。トロトロなのに、しっかり締め付けてくる…!」
なんて言ったから、顔がかああぁっ、と熱くなってしまった。
ぱんっ!ぱんっ!と打ち続けられ、もう限界を感じた。
「もっ、むりぃ!きり、あ…っ!!んああぁあっ!あっ、あ!!!」
「ダメです。まだ、イっちゃダメ」
「な、なんれぇっ!!?」
すると、霧明は腰を動かすのを止めてしまった。あともう少しでイくところまでいったのに、最後の最後で刺激がなくなって、イけない。
圧迫感だけが体に残る。
霧明は、俺の中から自分のモノを引き抜かないまま、ベッドのすぐ隣にある小さなテーブルの上からフォールディングナイフを取った。
出された刃が光を反射して綺麗に輝いた。
まだ呼吸が整っていない俺は、このときはよく頭が回らず、霧明が何をしようとしているのか、まだよくわからなかった。
霧明はナイフを持ったまま無表情でいる。このとき、俺はまた恐怖を感じてしまった。
「…きり、あ…っ?」
「ごめんね、少し我慢してください」
そう言うと、次の俺の言葉を待たずにナイフの先端を俺の腹にぷつっ、と入れた。
「ーッ!!」
その瞬間、切られた肉と肉の間から赤い液体がぷくりと出てきた。
ナイフはそんなに奥には入れていないが、熱いような、鋭い痛みが俺の体を巡った。
そのまま霧明はつぅー、とナイフを下ろしていく。
「ひ、ああぁあっ、あ…っ!!!」
切られていく肉からは、赤い液体がトロトロと流れ出す。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
霧明の表情はウットリとしている。
霧明はナイフを止め、体から抜いた。
痛みから冷や汗が止まらない。霧明はナイフで切られた腹の傷をなぞり、指についた血を舐めた。
「はは、やっぱり美味しいや」
そう言った霧明の目は、気のせいか泣きそうな目をしている。
はーっ、はーっ、はーっ
自分の呼吸が荒い。両目からは涙がポロリと流れた。
俺の血がついているナイフを先ほど置いてあった小さなテーブルの上にまた置くと、両手で俺の腰を掴んだ。
その動作に俺の体が反応した。
「え、あっ!!ちょっとまっ…っ!!」
「始めるよ」
そう一言言うと、いきなり腰を前後に動かし、ピストン運動が始まった。
「か、はっ!!?ひっ!!あっ、ああぁあー!!う、ああああぁあっあぁ!!!!」
うまく息ができない。もしかしたらさっきよりも激しく突かれているのかもしれない。
さっきナイフで切られた傷も痛みを増す。でも今は気持ちよすぎて、痛みと快楽が混ざってしまって、壊れてしまいそうだ。
「や、ああぁっ!!きり、あっ!!!おく、までっ、?!!んああぁあっ!!はひっ!!ああ、!!!こわれ、るぅ!!おれっっ!こわれ、ちゃうからぁっ!!」
「せん、ぱいっ、ホント可愛い…、ですっ!」
どんどん激しくなって、しんじゃいそうだ。
中で熱い霧明のモノが硬くなっていく。自分の腹の中がゴリゴリと擦られて、ナイフで切られた傷口が開いて、激しい痛みと快楽が一気に押し寄せる。
「はあっ!!あ、あっあっ、んあ!!!あっ、あ、んんっぁ、あっ!!やぁんっ!きりあっ!きりあ…っっ!!」
「…ふっ、あ、、せんぱい…っ」
明るい部屋に二人の声だけが響く。
霧明は片手で先走りがトロトロ漏れ出ている俺のモノをぐちゅぐちゅに扱く。
前と後ろからヤられて、意識が吹っ飛びそうになる。
「せんぱい」
「う、あっ?」
霧明はじっ、と俺の顔を見ている。
「痛い?」
霧明がそう聞いてきた。
「んあっ!そりゃ、あっ、いてぇ、よ…っ!!ひうっ!!」
俺に質問をしているときにも腰は止めない。
「気持ちいい?」
「んんっ!…あっ、きも、ちいい…っ!!」
「…せんぱい」
「後悔してますか」
そう言った霧明の顔はとても悲しそうで。
俺は精一杯笑ってみせる。
「全然…っ!」
そのとき霧明の目から涙がポロポロとこぼれ落ちた。
霧明はギュッと俺を抱きしめて、泣き続けた。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
耳もとから霧明の声が聞こえる。
「先輩、好きです…っ!!」
そう言うと、自分のモノを今までよりも奥に俺を貫いた。
「んああっあぁあああっっ!!!」
ドクドクと精液が流れ出てひくひくっ、と体が震える。
同時に腹の中に熱い液体が流れ込んでくる。不思議な感覚で気持ちいい。
「ん、くぅ…っ!」
「はあぁ…っ」
霧明も気持ち良さそうな表情をしている。
腹の中が熱い。
「抜きますよ…」
ずるっ、と霧明のモノが中から抜かれると、ゴポッと音がして穴から白い液体がこぼれた。
まだ体がぶるっと軽く痙攣する。
霧明はちゅ、と軽く触れるようなキスをしてきた。
「腹の中、あちぃ…」
俺が言うと霧明は申し訳なさそうに
「あっ!す、すみません…、中で出しちゃって…!」
「いいよ、別に」
こういうところを見ると本当にこの後輩は可愛い。
「すまん…霧明、俺もう」
俺はそこで意識を飛ばした。
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