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「大丈夫??」
俺が廊下で気分悪そうに蹲っていると
要が声をかけてきた。
「あぁ、うん、大丈夫。
ちょっと血が苦手でさ…」
俺が笑ってそう言うと、
良かった…と要は笑みを零していた。
…あぁ、なんて優しい子なんだ…‼︎
そう思いながら
俺は要とずっと話していた。
数分経った頃、
俺達は空き教室へと
移動した。
なぜかって??
ここは不良校であるが故に
授業なんかほとんどしないから。
俺達は空いている机と椅子を引っ張りだし、
教科書を開いて互いに教えあった。
昼を知らせるチャイムが鳴った。
俺達は机の上に広げられた
教科書を閉じ、自分達の教室へと足を運んだ。
ガラリと扉を開けると、
一気に注目を浴びる。
そしてさっきの
俺がトップだ〜みたいなことを
言っていた奴が、俺たちの前に
立ちはだかった。
「なぁお前ら。
今から購買に行ってクラス全員分の
昼飯買ってきてくんね?」
言い方は非常にフレンドリーだ。うん。
だが顔がそんなこと言ってねぇな。
行け
って命令されてるようにしか
思えねぇ
「なんで俺達が行かなきゃいけねぇんだ?」
俺がそう問うと
「このクラスのトップは俺だぜ?
下っ端は俺の言うことを聞いてりゃあいいんだよ!」
桜弥 星也は
そう答えた。
…くだらない
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