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「桜弥、あいつすぐキレるし
ガキだからな。
転校生やばいんじゃない?」
「うん…見るからに喧嘩とか
したことなさそうな感じだったもんね…」
そう会話をしながら
教室の扉を開く。
目の前に飛び込んでくる風景に
俺達の頭では状況を理解することが
出来なかった。
そう、教室の中は
血とクラスメイトの屍。
その中心に立っているのは
転校生、冬馬 和也だった。
「なん…だよ…コレ…」
そう呟く俺に
冬馬はゆっくりとこちらを向いてきた。
冬馬のその目、その顔。
目は、自己紹介をした時とは
比べものにならないような、
輝きを、熱を帯びていて
顔はいきいきとしていた。
俺と…同類。
同類つっても俺には劣る。
でも、
こいつは…
狂ってる。
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