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俺は唇を噛み締めた。
「あーすみません…
用事思い出したんで
今日はもう帰ります」
俺は見え透いた嘘を言い、教室の中にあった
自分のカバンを持ち、ふざけんな!という
先生の声をも無視して急いで教室を
出て行った。
「早く…帰ろ…」
そう呟き、
家まで足を早める。
「あれ…?と…うま…?」
帰り道の途中にある公園。
ふと目を向ければ、
そこにいたのは冬馬だった。
…猫と遊んでるのか…?
冬馬はさっきとは別人のような顔つきで
猫と戯れている。
その顔は、今日みた中で一番穏やかだった。
…意外な一面もあるんだな
俺はその光景を見て
クスリと笑いながら家に帰った。
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