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その後は少し話題を変えて会話した。
15分くらい経った後、
俺達は昼飯を食べるべく購買へと
足を進めた。
「さすがに購買って混むんだねぇ
むさ苦しくてかなわないや…」
購買に着くなり和也がボソッと呟いた。
「当たり前だろ?
仮にも男子校で、プラス不良ばっかの
学校なんだぞ?」
「でもさぁ…さすがにこれは…」
そう言ってある方向をみる和也。
その視線を辿って俺も同じ方向を
見れば、あぁ、このことか…と
思わず納得してしまった。
そう、それは
購買の近くにある屍である。
多分パンやら飲み物やらで奪い合いに
なったんだろうな…
俺は若干引いた目でそれを見つめた後
俺達はそれぞれサンドイッチやコロッケパン
などを買って教室へと向かった。
ガラリと教室の扉を開くと
一気に集まるのは視線。
その視線は俺たち、もとい和也の姿を
捉えると、一瞬にして怯えや恐怖の視線へと
変わった。
「ははっ、嫌われてんな」
嫌みたらしく言ってみると
逆に火がついてしまったようで。
和也は薄い唇を赤い舌でペロっと
舐めた後
「いいね…その表情。
たまらないよ…」
と、ニヤけたようなゲスい顔で
そう言った。
「おい」
そう言って俺は和也の頭を叩く
その行動にクラスメイトが
ぎゃぁぁぁぁぁあ!!殺される!!
と発狂した。
…昨日一体どんなことがあったんだよ…
若干呆れながらも
俺は教室の隅で俺達を見ている要の
ところへ行った。
あ、要プルプル震えてる…
まぁそりゃそうか。
すると和也が要に手を差し出し
「律の友達だよねぇ?
俺のことは和也でいいよ?
君の名前は?」
予想とは違った感じなのか、
要は警戒心を緩め手を差し出し、
要…です と呟いた後、握手を
していた。
はは、良かったね要。
新しい友達が出来…っぷっ…て…っ
ヤバイ、笑っちゃったわ…
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