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コースは100m。
若干曲線のため実に面倒。
「りーつっ」
現実逃避気味になっていれば
そう言われて後ろから抱きつかれた。
誰だ?と後ろを振り向けば
まぁ当たり前のこと、そこには満面の笑みの
和也君。
「お前なんでそんなに嬉しそうなの?」
「だってぇ…
律が嫌々走るところ見るのって…
面白そうだなぁと思ったから」
…うーわうざぁい。
「あ、キレた?律怒った?」
「なんで嬉しそうに聞くんだよ」
俺はため息を尽きながらそう聞いた。
「んーだってさ。
律が怒ったところ見たこと無いから」
…まぁ確かにキレたことはないな。
「あ、それとさ」
「なんだよ?」
「これ…なに?」
「は?」
これってなんだ?
そう思った時。
和也の手が
俺の後ろの髪の毛を掻き分け、
それと同時に首を引っ張られた感じが
した。
そしてその時。
反射的に俺は
和也の手を叩き落とし
和也と距離を取った。
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