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始まった途端、客席からは
「うぉぉおおおおおおおお‼︎」
やら
「ぶっ潰せぇぇぇええええ‼︎」
やら
「殺っちまえぇぇえええ‼︎」
などという何ともまぁ物騒な言葉が
グラウンドに響き渡り
その中心では棒倒しの生徒が既に
血塗れになりながら戦っていた。
「うっわ悲惨だな…」
ボソリと出てきた本音に
要は顔を青くしながらコクコク頷く。
そんなグラウンドの中で唯一
爽やかな笑顔を見せつけるなんとも
イラつく奴が一人。
ま、聞くまでもないだろうが和也だ。
和也は相手チームの生徒の頭や顔を
踏み付けながら悠々と棒に掴まった。
明らかにわざとであろう、
まだ下にも生徒がいるにも関わらず。
否、生徒が多い場所を選んだかのように
人が多い場所へと直径30cmもある棒を
思いっきり地面に叩きつけたのであった。
まぁそこはもう血の海。
さっきまで発狂していた選手達は
しーんと静まり返り、
「ふふっ…っはっははははは‼︎」
という和也の下卑た笑い声が響いた。
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