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俺はその紙を拾い上げ、
グシャグシャになっていたのを
破れないように慎重に広げた。
内容はこうだった。
「お前らの仲間は預かった。
返して欲しけりゃ志摩工場まで来い」
と、なんともまぁ古風的なふざけた
手紙だった。
「舐めやがって…
すぐに志摩工場へ行くぞっ‼︎‼︎」
桜弥の声に、クラスメイト全員が
「おう!」と叫んだ。
チラリと横を伺うと、和也は
今まで見たことのないような
冷たい表情をしていて、
俺は
自分の爪で掌から血が出るほど
無意識に拳を握りしめていた。
※志摩工場…近くにある廃工場で
人通りが少ないところにある
※三鷹高校…北条高校と敵対してる。
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