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振り上げられた瞬間、
一気に視界が変わった。
目の前に見えるのは
先程の奴らではなく、コンクリートの床と
倒れてる皆の姿だった。
あぁ…俺…殴られたんだ。
瞳の焦点が定まらないにも関わらず
頭は冷静だった。
「律ッ!!!」
「周防!!!
おいてめぇら…
そんなもん使ってんじゃねぇよ!!」
俺のこの状態を見たクラスメイトが
口々に言う。
しまいには
「そんなに人殴りてぇんだったら
俺にやれよ!
金属バットでもナイフでも…
何でもかかってきやがれ!!!」
そう言った。
「はっ…言ったな?確かお前は…
桜弥、だったよな
おいお前ら!!!そこらへんの雑魚は
並べておけ。
そして…桜弥を奴らに見えるように
配置するんだ
あぁ…それとそこのぶっ倒れてるやつは
放っておけ」
敵リーダーがそう言うなり、周りの奴らは
クラスメイトと和也をひとまとめに
して、桜弥を皆に見えるように
中心に置いた。
そして俺は置き去りのまま、放置された。
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