アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
✩
-
そういえば…
「お前手刀なんか出来たんだな」
俺が意外そうに言うと
「あーあれ?
ドラマとかアニメとかでよくやってるから
なんとなーく見よう見まねでやったんだ」
なんて和也は笑ってた。
「でも良かった。
ありがとな、止めてくれて」
柄にもないことを言う俺に和也は
目を見開いて驚いていた。
「律が…俺に礼を言うなんて…
明日は嵐だな」
…失礼な。
会話が途絶え、しばらくの沈黙が続く。
それを破ったのは和也だった。
「あ…のさ」
「んー?」
「狂姫についてなんだけど」
控えめに聞いてくる和也に、
体が強張った気がした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
64 / 130