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教室の扉をガラリと開ければ
しんみりとした空気が教室を漂っていた。
そして一気に集まる視線。
あれ、そういえば
前もこんなことあったよね?
なんて心の中で笑いながら
俺は要の元へ行った。
要は机に突っ伏した状態で、
俺らが教室に入ったことは
気付いていないみたいだった。
「……要、大丈____」
「ッ!律?!」
大丈夫?
そう言い終わる前に要に遮られた。
つかなにその要の顔。
顔面蒼白じゃんwwww
「り、律がバットで殴られて
ナイフで刺されたって聞いて……
もう動いて大丈夫なの?!」
要は立ち上がり俺の両腕を掴み
ガクガクと揺らす。
「ちょ…落ち着けって要。
そっちの方が痛いから‼︎」
「ぅぇ?あ、ごめん…」
…なんかもう要が可愛すぎてツライww
「全く心配し過ぎだって!
要の方が危なかったんだからね?」
俺はそう言うと要に思いっきり抱きついて
要の肩にグリグリと額を押し付けた。
「ちょ、律!痛いってば!」
なんてくすぐったそうに笑ってる要を見て
そうそう、この雰囲気が好きなんだ、て。
微笑ましく感じた。
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