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「こんな首輪付けちゃってさぁー
お姉さん…じゃなかったわ、
おにーさん変態なの?」
クスクス笑ってチョーカーから手を離すAの
鳩尾を俺は肘で思いっきり殴り、距離をとる。
痛いなぁ…なんて言ってるにも
関わらず、表情は全くそんなことを
言っていない。
「てめぇが汚ぇ手で触るからだろうが」
そう、キレ気味に言った俺。
というかこの状況でキレない方が
おかしいだろう?
「…うん、あいつが言ってた通りだな」
Bは俺を見た後、
さっきのヘラヘラ顔はどこへいったのか?
と思うほど真顔で、誰にも聞かれぬように。
誰にも見つからぬように俺を見ていた。
そんな奴の視線に、俺は気づかなかった。
「はいはいそこのおにーさん方?
俺らのかわいいメイドさんを返して
くれませんかねぇ…?」
後ろから手を引っ張られ転ぶと思った時、
誰かに抱きとめられ、その言葉は頭上から
発せられた。
「だいじょーぶ?律?」
見上げずとも声で分かる。
「誰の心配してんの…和也?」
そう、和也だ。
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