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「…律大丈夫?」
「え?あ?うん、ありがとな
つか…あんな嘘よくペラペラと
思いつくな」
「んー?俺にしては頑張ったでしょ?」
「あぁ、和也にしては偉かったよ」
そう言って俺は和也の頭に手を伸ばし、
ぐしゃぐしゃと撫でる。
「ふふ、でしょでしょ!まぁ…それは
さておき!律は早く教室に戻って
メイドさんの役割をちゃんと
するんだよん!」
褒めたからって調子にのりやがって…!
「黙れバカめっ」
さっきまで撫で回していた頭に目掛けて
拳を振り落とす。
ゴンッとした鈍い音が鳴ったのを確認すると
俺は教室に戻った。
「嘘…ねぇ。あれがぜーんぶ本当だったら
良かったのに…ね?」
そんなことを和也が
呟いていたことも知らずに。
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