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それから徐々に客は入ってきて、
繁盛した。
用意していた材料が全て
売り切れるほどに。
キーンコーンカーンコーン
と、文化祭終了の合図が鳴る。
「やっと終わった……」
「本当にね、すごくお客さん来てて
びっくりしちゃった」
俺と要は裏庭のベンチで肩を並べ
座っている。
当の俺はスカートだということを忘れ
股を開いてる状態。
「はははっ可愛かったよー二人とも」
そう言って聞こえたのは憎き和也の声。
要は照れたように顔を赤くして
ありがとうと呟いたが、もはやその言葉は
俺にとって嫌な言葉と化した。
皆疲れた、やべぇ、明日筋肉痛、とか
色々愚痴をこぼしているけど、今日の文化祭の活動も踏まえ、その光景を見ていると
普通の高校生のようだ。
不良だのなんだの言われ、肯定していても。
結局はこういう日常を彼らは少なからず
求めているのだ、と理解した。
普通の学校ならば文化祭は
2日間くらいは行われるが、
この学校は1日だけ。
少し寂しいような気もしたが、結構
楽しかったので良しとしよう。
何事も、終わりよければ全て良し
っていうしね
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こんにちは、風鈴です。
今回の文化祭編ですが、
要と桜弥の登場場面少なかったですね。
読み直して思いました、笑
すみません!
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