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廊下を歩いていれば
「なぁ、八王子」
「なに?あ、葉月でいいぜ?」
「そうか、じゃあ葉月、
俺は冬馬 和也。俺のことは和也って
呼んでくれ。よろしくな」
「あぁ、よろしく」
後ろで繰り広げられる自己紹介。
なにも後ろでやらなくても…
なんて要と一緒にヒソヒソと話した。
そして辿り着いたいつもの空き教室。
中に入り、
和也と葉月の分の机を
倒れてる机の中からまだ原形をとどめている
ものを探し出し、並べた。
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