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「あいついつまで寝てるんだろうな」
「うん、お昼食べ終わって教室に
戻ってもまだ寝てそう…!」
「はは、だよね!」
3人で話しながら
しばらく歩いていると見慣れない、
というか見たことのない扉を開ける。
すると、ガヤガヤとした雰囲気の
食堂内が姿を現した。
「結構賑わってるんだね」
「な!俺前の学校じゃ食堂無かったから
楽しみだ」
「じゃあ僕席取ってくるね!」
要は俺たちの言葉を待たずに
走っていった。
……あんなに混んでるのに大丈夫かな…
なんて俺はお母さんのように心配した。
うん。
しばらく要が去った方向を見ていると
律、と不意に葉月に呼ばれる。
葉月は少し困ったような顔をしてながら
こちらを見ていて。
「?どうした?」
俺が問うと
「あの…2人で相談したいことが
あって……昼食食べた後、どうにか
2人になれない……?」
あぁ、大型犬が耳と尻尾を垂らして
いるような、可哀想な感じだな
なんて場の雰囲気にふさわしくない
想像をしてしまう
「いいよ、食べた後それぞれ適当に理由
付けて、裏庭に集合しよう」
俺はそう言って約束を取り付けた。
もちろん、
裏庭の場所がわかるかは
ちゃんと聞いたからね?笑
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