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「とりあえずさ、律がノンケなのは
わかってるんだ。だから、さ……
お試し期間ってどーですかね?」
なんて、営業に来たセールスマンのように
聞いてきた。
「いや…あの、お試し期間って……
つかお試しってなにすんだよ」
「えっ……なにって……ナニグァッ……」
俺は葉月からその言葉を聞きたくなくて
思いっきり回し蹴りをした。おぅ。
痛いよぉ…なんて目を潤ませながら
上目遣いしてくるが全くもって可愛くない
ので意味はないということに早く気づいて
ほしい。
なんて冷めた目で見ていれば。
「りーつ」
なんて あら、お久しぶり なんて言いたく
なるような声が聞こえて。
振り返ろうとした瞬間
首に腕が回り、捻られながら斜め上を
向かされる。
瞬間。
唇に濡れた感触。
柔らかい感触。
あぁ、なんだっけ、これ。
目尻で葉月の真っ赤な顔を見ながら
ぼーっとしていた。
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