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入学
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「男子校なんか第一希望にしてなにするんだよ。」
俺の3年最後の進路希望調査を見て京也がふてくされていた。
「俺の趣味分かってて聞いてる?」
じっと京也を見つめると京也は「はぁ。。。」と溜め息を吐き出し、希望調査を取り出した。すると、第一希望を修正テープで消し俺の第一希望の学校に書き換えた。
「来んの?」
「受かればな。お前程頭は良くない。」
俺ほど…か。
俺は男子校に行きたくてしょうがない理由があった。それはBLを見るためであった。うん。俺は腐男子である。
アニメ大好き、BL大好き。周りからは意外と言われる。
しかし、男子校は私立しかなかった。俺の家は複雑で血の繋がらない妹と母。そして、俺の叔父さんがいた。妹とはどちらかと言えば血の繋がらない【いとこ】かな?
そんなこんなで家にはお金について迷惑はかけれない。なのに、私立専願なのは奨学金を貰う自信があったからだ。
まぁ奨学金を貰いために県外の全寮を選んだ訳だが…。県内はレベルが高すぎて入る自信はあるが奨学金が貰えるところまでいけるかは不安だった。だからレベルの低い県外を選んだ。
「入れればいいけど…。」
「奨学金貰えれるかな…」
勿論、奨学金有りで入学したことは言うまでもなく決まっていることだった。
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