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*怜
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「はぁっ。やっもぉ、出るぅ」
「くっ。いいよ。」
「んんんっ!」
ビュッと2人分の精液が雪斗の手に溢れた。体が怠い。
くてっと雪斗にもたれ掛かると雪斗は精液がついてない手で頭を撫でてきた。
気持ちいいってか眠たい。
「あっ怜…。寝るの?」
「ん…。」
「ごめんね。お休み」
何故か雪斗は謝ってきた。
そうやってウトウトして、いつの間にか眠ってた。
雪斗も俺に抱きつく形で寝ていたらしい。
「おはよう。」
「あっ怜。おはよう。」
「寮食いく?」
寮食とは寮にある食堂で、生徒の大半が朝と晩に利用していた。
「俺朝飯作ろうか?」
「作れるの?」
「おー…」
眠り目を擦りながら朝食を作った。
まぁ簡単にスクランブルエッグとバターロールパン、スープ(インスタント)を用意してやった。
「晩飯とかも良かったら作ろうか?」
「え!?いいの?」
「隣だしなぁ。暇だし別にいいよ。」
「じゃあ、お願いします!あっ今日帰りに買い物いく?てか何する?」
雪斗は何だか嬉しそうにパンを口に運んでいた。
「ねぇ。怜。昨日の事怒ってない?」
俺が首を傾げて何でって聞いたら何か言いずらそうにしてた。
「何か…。昨日無理やりしちゃった感じだったから…さぁ」
「?気にしてないけど…」
気持ちよかったし…。などと心の中で付け足した。雪斗は少し悲しそうに笑った。
また、雪斗は何か言いたげな顔をした。
「雪斗?」
「んー…。怜って可愛いよね。」
は?
俺の顔はきっと膠着しているだろう。
京也が迎えに部屋まで来たからまた、3人で学校に向かった。そのあいだ色んな話をした。誕生日はいつ?だとか、好きなテレビは?とか。
雪斗の誕生日は8月1日らしい。好きなテレビはドキュメンタリーとかで、好きな食べ物は甘いものだとか…。
「じゃあ、次ね。京也と怜は付き合ってたりする?または好きな子とかいる?」
「いるよー」
「ネト彼だろ?」
「うるせー」
俺が雪斗の質問に答えると京也が呆れた感じで言ってきた。ムカついたから黙らせとく。
「怜はいない…。でいいのかな?」
「はいはい。」
周りからは「ねぇ聞いた?宮永君彼女いないんだって!キャー///」なんて声は…。聞こえない、聞こえない。
教室に着いたら色んな奴に挨拶された。
何か目が欲丸出しな奴らがいたりもしたが、京也が徹底的に排除してくれた。しかし、違うクラスだから結局俺らの教室から直ぐに出て行った。
「怜人気だね。」
「んー…。そうか?」
雪斗は俺に抱きつく形で後ろから俺の読んでる本を覗き込んだ。
「先生来たぞ」
「んっ」
先生が来たことを告げると、雪斗は髪にふわっと何かを当てて席に着いた。
俺今キスされた?…まさか
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