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忘れ物
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キーンコーンカーンコーン………
終業の合図が鳴り、しばらくして、校門からたくさんの生徒が出て行く。
その中で、一人の生徒が立ち止まった。
「あ、やば!!!」
俺は、今だに使い慣れない鞄をあさった。
だけど、どれだけ探しても、家の鍵が見つからなかった。
「くそっ、どこにやったんだよ!」
「あれ、遥どうした?」
同じクラスの男子が声を掛けてくる。
俺は苦笑い。
「あー、教室に鍵忘れたらしいんだわ」
「マジか!ヤバイじゃん、早く取りに行けよ」
「分かってるって」
俺は友達に手をふると、他生徒と逆の方向へ走り出した。
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