アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
興味
-
学校は、生徒がいなくなってガランとしていた。
一歩歩くと、今まで聞いたことなかった上靴の足音が聞こえて、なんだか新鮮だった。
俺、高橋遥は、先生に事情を説明して廊下を歩いていた。
誰ともすれ違わないなんて………
なんだか学校が、自分だけのものになったみたいで、おかしかった。
目的の教室に着くと、自分の机の上に、銀色の鍵があった。
もちろん俺のだ。
俺は鍵を持つと、ホッと息をついた。
「よかった…これで帰れる」
その時だった。
ガタンッ!
隣の教室から、物音がした。
ビックリして、思わず鍵を落としそうになる。
音はそれっきりで、もう何も聞こえない。
「なんだ………?」
もう誰もいないはずなのに………
興味を持ってしまった俺は、恐る恐る教室を覗いた。
「…………………え?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 21