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初めての
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先輩は俺の頬に手を添えると、優しく笑った。
その笑顔が、すごく不気味なものに思えた。
「や………ゃだ………」
「そんなに震えないでよ、ね?痛くはしないよ。安心して」
先輩はクスッと笑うと、顔を一気に近づけ、耳元で囁いた。
「誰も来ないよ。来るとしても、ノックをしてから入ってもらう決まりになってるからね………?」
誰も来ない………言い換えれば、助けなんて来ないということ。
俺はこれから、この変態な先輩に弄ばれ続けるのか………?
考えただけでゾッとした。
「や……やめろ………」
恐怖のせいで、手に力が入らない。
何も…反抗できない。
先輩は、それをいいことに、俺の顎を上げた。
嫌でも、目を合わせられてしまう。
先輩は、うっとりとして言った。
「………ふふっ、可愛いよ遥君。プルプル震えて、涙目で。でも、顔は赤くなっちゃって………そこらの女子とは違って尚更いいよ………」
「ゃ………」
「大丈夫。俺がもっと安心させてあげる………」
そう言うと先輩は、何の躊躇いもなく、俺の唇を奪った。
突然のことに、息が止まる。
だが、すぐに、何をされてるのか分かり、慌てて反抗した。
「んっ!ふっ………っあ…」
「ん………んぅ……」
顔を逸らそうとしたが、先輩が顔に手を添えていて動かせない。
「んんっ………ふぁ………」
おまけに舌まで入れられて、顔が熱くなった。
先輩の舌は、俺の歯の裏をなぞり、俺の舌に自分のを絡ませた。
舌が動く度に、いやらしい水音が響いた。
ピチャ…ヌチャ…
「はっ……んぁ…やっ…せんぱ…ぃ」
「ふっ……ん…………っはぁ」
俺が息が苦しくなって来たのを見てか、先輩が唇を離す。
瞬間、俺はガクッと崩れ落ちた。
「ん……はぁ…はぁ…はぁ…」
俺は肩で息をした。
し、死ぬかと思った………。
って言うか、初めて………だったんだけど。
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