日記にも書けないような何気ない日々を、君と過ごしたい。




野球部である俺の、最後の夏が終わった日の夜、バッテリーを組んでいた相手が恋人になった。ピッチャーとキャッチャーの関係だった時には気づかなかった新しい日々。毎日はそんなに派手ではないけど、後から振り返れば、多分、キラキラとした思い出になるだろう。




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松田誠夜と樋口翔が二人で悩みながら、周りに支えられながら確かめ合って一緒に成長していく約8か月の話です。劇的な展開はありませんが彼らに付き合っていただけたらと思います。




【登場人物】※特にない限り年齢は高校三年生。
松田誠夜：本作の主人公。元野球部でポジションはキャッチャー。ポーカフェイスで何を考えているのかわからない（らしい）。心を許した相手とそうでない人との差が激しい。

樋口翔：本作の準主人公。元野球部でポジションはピッチャー。ピュアかそうでないかよくわからない人。考えていることが顔に出ていることが多々。

藤井蓮：誠夜と翔の友達。歴史研究会の部長で夏が終わっても現役で活動中。背が小さいが作中で言及されることは恐らくない。垣内と仲良し。

垣内省三郎：元バスケ部で二人の関係を知る人。蓮と仲良し。

遠野遥：誠夜の友達。誠夜を男として見てない為男女の関係になることはない。女性らしさが無いようであるようで基本的にはやっぱりないさっぱり系女子。

松田小夜子：誠夜の母親。忙しい人。

松田徹：誠夜の父親。故人。