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ダッシュで輝のマンションまでやって来た。
「待ってよ兄貴!」
上から輝の声がした。
兄貴?
兄貴がいるのかとドキドキしながら、階段を上ると輝を男前にしたバージョンみたいな男が輝ともめていた。
「神谷?!」
「輝、この人は・・・?」
「輝、だれだこいつ」
目があって輝は俺に気づいた。輝の兄貴と思われる人物は、めっちゃ俺を睨んでくる。
輝は慌てて紹介をする。
「えっと、こっちは神谷翔希。僕のクラスメイト」
あー、クラスメイトね。うん、なんでもありませんっ。
「で、神谷。この人は僕の兄で、神威夾」
「よろしくっす」
「よろしく」
とりあえずの握手とお辞儀。
テンパった輝は俺と輝兄を家の中に連れ込んで、お茶を出してくれた。
「・・・・・・輝、俺ちょっと電話かけてくる」
「あ、うん」
夾さんはベランダへ出て電話をかけた。
輝は俺の方を向く。
「か、神谷あのさ・・・・・・・・・」
輝はそのまま黙った。
なんだ?俺に言いにくいことか?
「あのっ・・・・・・、兄貴が引っ越そうって言ってきたんだ」
「え・・・・・・?」
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