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神様仕事してください
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こいつは何を言ってるのだろう?
俺はさっきまでこいつは優しい人なのだと思った。壮絶な過去まで持っていて俺の気持ちわかる人だと思った。
「は、証拠もないのにどうやって?」
「証拠?俺の職業忘れたん?」
そう、八城は弁護士だ。
確かに弁護士の言うことは信じるかもしれない。
「あのさぁ、俺そういうのほんと無理なんで!」
「ふぅん。じゃあバレてええんや?」
「〜っっ…わかったよ!恋人になればいいんだろ?なるなる」
言葉でなると言っておけばいい。
本当の恋人みたいなことはしなくていいんだ。
「じゃあさっそくー」
ちゅ。
「ーっっ⁉︎てめ、…」
「へへ、千鶴の唇もーらいっ」
お願いします神様、仕事してください。
と俺は切に思った。
そしてなぜかこの八城は俺の家にしばらく(俺の部屋)に居候することになった。
兄貴は別に何とも思ってないみたいだ。兄貴はなんか恋人かなにか出来たらしい。
「千鶴はほんま可愛いなぁ」
「はぁ?俺は男なんですけど?」
「まぁそやけど。顔も可愛いけど反応が可愛いわぁ。抱き締めたくなるってゆーか?」
八城は意味がわからない。なんで?俺のこと好きとか言うの?
俺のこと何を知ってんの?
「千鶴ーはい、ギュー」
「や、やめろ!変態!」
とにかく俺は神様に仕事してほしい。
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