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覚醒 3
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それから色々な話をした。
下らない話をしているだけなのに、夢の様に幸せな時間だった
『雅ぁ、明日もこのくらいの時間に電話してエエ?学校じゃ~俺も雅もお邪魔虫がいて、喋られへんやん?」
「お邪魔虫って・・・」
俺は笑ってしまった
『エエか?』
「もちろんだよ。俺も淳と喋ってるの凄く楽しい」
『ほんま?じゃあ、明日と言わず毎日電話するで?』
「どんとこーい♪」
『ハハハ!じゃあまた明日な』
「うん!またね」
電話を切った後は幸すぎて、テンションの高くなった俺は枕に顔を押し付ける
明日も電話してくれるんだ・・・明日も、明後日も淳と話せる。
ディスプレイ越しとはいえ淳の顔を見ながら淳と共に笑える・・・
「ひゃ~~しあわせッ!!!」
俺はベッドの上でバタ足をした。
「・・・・」
この幸せな関係が永遠に続けばいいと思う気持ちと、時を増すごとに淳への想いが強くなっていき現状を変えたいと思う気持ちが渦巻く。
「俺が淳に告白したら・・・淳はどう思うだろうか?」
受け入れてもらえるだろうか・・・?
怖い
とても怖い
けど・・・
淳に告白したい
この気持ちを伝えたい
でも、その前に淳に全て話さなくては・・・俺の闇の部分を、龍一との関係を・・・現状を。
好きな人には、淳には何も隠し事をしたくない。
俺の全てを知ってもらったうえで、俺は淳に告白する
本当の俺を知ったら、汚い俺をしってしまったら・・・たぶん軽蔑されて淳を永遠に失う事になるかもしれない。
でも、ひょっとしたら0.001%の確立で淳は俺の全てを受け入れてくれるかもしれない。
今の俺にとって淳を失うって事は、とっても恐ろしい事だけど、淳に嘘をつき続けていく方がよっぽど汚い事だと思うから・・・俺はその勇気を出してその0.001%に願いを託して打ち明けてみようと思う。
決戦は今度の土曜日・・・・
今度の土曜日に俺は淳に全てを打ち明け、俺の気持ちも伝える!!・・・そう決心した。
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