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駄菓子屋*
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駄菓子屋の中に入ると、そこには昔ながらのお菓子がたくさん並んでいた。
カステラだったり、ふ菓子だったり。
スーパーでは買えないようなお菓子もあった。
「……あっ、夏希!ちょっとこっち来てみろよ!」
航太が手で俺を招く。
航太の前にあるのはアイスとかが入っている冷凍庫で、俺は不思議に思いながら近寄った。
「何見てんだよ?」
俺は航太の横に並び冷凍庫の中を覗く。
「これこれ。このソーダキャンディー、お前小さい頃大好きだったよな。」
航太が指を指しながら言う。
それは、俺が子どもの頃よく買っていたソーダ味のアイスキャンディーだった。
(覚えていてくれてたのか……)
俺は自然と顔が緩む。
俺はそれを航太に気付かれないようにそっぽをむいた。
「別に。たまたまよく買ってただけだし。」
「あぁ、そっか。今も好きなんだっけ?このソーダキャンディー。」
「人の話を聞け!」
……否定はしないけどな。
だって、このソーダキャンディー超美味しいんだもん。
まあそれを航太に言うと、これからのからかいのネタにされそうで面倒だし絶対言わないけど!
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