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そんなの、聞いてない*1
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朝起きると、俺は物凄い汗をかいていた。
てか俺昨日風呂入ってねえや……。
丁度いい。汗も流したいし今から入ってこよ。
俺は風呂場に向かった。
◇◆◇◆◇
あーすっきりした。
風呂からあがると、母さんが丁度朝食を作り終えたところだった。
「……あら、珍しく朝早いわね。昨日はどうしたのよ。おつかいから帰ってきたと思ったらすぐ自分の部屋に閉じ籠っちゃって。」
俺は食卓に座り、朝食を食べる。
「あー……寝てただけだよ。」
嘘は言っていない。
本当は航太とのことで頭がいっぱいになっていたせいなんだけどね。
「そうなの?私はてっきり……航太くんのことで寂しくなっちゃったのかと思って心配していたのに。」
俺はガタッと立ち上がった。
その拍子に机の上の味噌汁が倒れたけど、俺はそれどころじゃない。
は?何?なんで今航太の名前がでたんだ?!俺が航太のことを考えた矢先に!!もしかして昨日のアレを見られて………
そこまで考えて俺は母さんの言葉に違和感を感じた。
『寂しくなっちゃったのかと思って』
寂しく……?どういうことだ………?
「ああもう!何味噌汁溢してるのよ!!ほんと手の掛かる子……。」
母さんはブツブツ言いながら机の上に溢れた味噌汁を拭いている。
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