アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
はじめに☆
-
このお話は「執事の事情」の番外編です。
そちらを読んでいらっしゃらない方にも楽しんで頂けるように、長谷川と羽山、二人の執事の馴れ初めを簡単に説明致します★
【あらすじ】
大神家の旦那様と、曽根崎家の奥様は、再婚を控えており、両家の坊ちゃん2人の初顔合わせの大事な日を迎えた。
曽根崎家に使える執事の羽山は、お世話をしているアキラ坊ちゃんと共に、大神家へと向かう。
そこで出会ったのは、ユキト坊ちゃんと、大神家に使える執事の長谷川だった。
執事として未熟な羽山に長谷川は「執事としての自覚が足りない様ですね」そう冷たく吐き捨てると、執事としての独特な自論を語りはじめ、事もあろうか羽山に突然キスをする。
「な…な…な…何て事するんですかぁああっ⁉︎」
「何ってキスですが?」
平然とそう言い放った長谷川に羽山は出会って早々にして、身の危険を感じる事となった。
最悪な出会いから一週間が経った頃、再び奥様の指示で大神家へと向かう事になった。しかも今度は一週間もの滞在。羽山の頭の中にチラつくのは長谷川の人を馬鹿にしたようなムカつく笑顔と、あの日のキス…
重い足取りで、始まった大神家での生活。やんちゃで奔放なアキラ坊ちゃんのお世話は一苦労で、4日目にはとうとう大きなトラブルを起こしてしまう。
「執事失格です」そう長谷川に執事失格の烙印を押され、落ち込む羽山に長谷川は「貴方が執事としての現状に悩んでいるのなら、私が教えて差し上げます、私の知識と経験を全て。知りたければいつでも私の部屋へ…」そう言った。
長谷川は性格は一癖も二癖もある、何を考えているか分からないような危険人物だったが、執事としては完璧で、尊敬に値する男だった。
執事としての仕事に悩む羽山はそんな長谷川の言葉を信じ、部屋の扉を開けた。
しかしその夜、執事の知識と経験と称して長谷川が教え込んだのは、到底そうは思えない行為だった。
「貴方に教えて貰おうと思った俺が馬鹿でした」
辱められた事もショックだったが、長谷川の新たな一面を知ってしまい、なぜか胸がモヤモヤとするのを感じた。
次の日、長谷川の教えは全く役に立たなかった訳でも無く、トラブル解決の糸口を見つけた羽山は、仕事に打ち込んだが、なかなか上手く行かず、不覚にも長谷川の力を借りる事になってしまった。
しかしそれもただでは済まず、昨日の授業料と称して再び辱められる事に…
そして知った、長谷川の大きな嘘。
何の為にそんな事をしたのか?からかわれているのか?いつも自分を馬鹿にしたように笑って、そんなに自分の事が嫌いなのか?
長谷川に詰め寄る羽山に、長谷川は思い掛けない言葉を口にした。
「私は貴方の事が好きなんですよ」
その真っ直ぐな言葉に、頑なだった羽山の心も、少しずつ解けて行き…
大神家で過ごす7日めの夜、とうとう羽山は夢を見る。長谷川に最後まで抱かれる夢…そしてそれは長谷川の真夜中の訪問により現実となった。
…こうして、長谷川修司と羽山透という、執事カップルは誕生したのでした。
馴れ初めはこんな感じです。この後も続編があり、エロエロイチャイチャいろいろありーの、そして大神家の離れで、二人の新婚生活が始まる…
と、いう所で前作は終わっていましたが、その後の話が、この「甘夏」-執事の事情番外編-になります。8月中の完結を目指して更新して行きます(^-^)
前作同様R-18となっていますので、18歳未満の方の観覧はご遠慮下さいませm(._.)m
拙いあらすじ紹介ではありますが、前作に興味を持って頂けた方は「執事の事情」も読んで頂けたら嬉しいです*\(^o^)/*
それでは、番外編スタート!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 12