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甘い香り2
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筆は亀頭の割れ目にクリクリと尖端を押し付けしっかりと濡らし、勃ち上がる茎の後ろの筋にも丁寧に香油を撫でる。
裏筋を何度も往復され、碧はビクビクと身体を震わせる。
僧が苛むように撫で回わす筆を止めると、ぬるぬるに照り光った碧の雄が完璧に勃起してしまっていた。
「…い、や…っ、だ…ちがっ…うっ…!」
違う、感じてるわけじゃない、と碧は心のなかで叫ぶ。
そんなわけが無いのにこんな風になってしまう自分の身体が恥ずかしい。
自分の意思とは裏腹にジンジンと痺れるように筆で撫でられたふたつの場所が熱い。
碧の前を隠していた僧が去ってしまうと、はしたなく勃ち上がった碧の雄が男達の前に剥き出しの姿で露出された。
経を上げる男達の視線が痛いほど碧の中心に集中している。
「…っぅ、…」
見ないで欲しい。
碧は耐えられない恥ずかしさに伏せた睫毛を震わせる。
ドン…と太鼓が鳴り響き、新たな二人の僧侶が大きめの台の様な物を運んでくる。
その台は畳一畳分位の大きさがあり、高さは碧の膝の高さほどもある。
作りは特徴的で、肌触りの良さそうな純白の布の貼られた台の中心には卓袱台ほどの高さの二枚の分厚い板が隙間を空けて立ててある。
碧は何か嫌な予感がして身動ぐが、当然拘束している男達が許すわけがない。
碧は身を焦らせたまま台へと移動させられる。
着物は全て剥ぎ取られ、つるりとした下半身に雄をたぎらせたまま全裸にされてしまう。
鼓動が早まり全身の血液が逆流したように息苦しくなり、顔が赤く染まる。
身体の全てを晒してるだけでも耐えられない苦痛であるのに、碧は台の中心にある二枚の板を後ろ向きに跨がされ、頭を純白の布地に押し付けられた。
「…ぅっ!っや、だ!…嫌だ!っ!」
無理矢理強い力で伏せさせられると二枚の板が鼠径部で引っ掛かり、碧は足を目一杯に広げ腰だけを高く突き上げた姿勢で押さえつけられる。
多くの男の達が犇めく会場に向け尻孔を広げて見せている様な格好にされ、碧は小さく悲鳴を上げた。
足をジタバタと動かし抗おうとするが、何処からか用意されていた重い鉄の輪を膝に嵌められてしまい、膝が二枚の板に痛いほど沈む。
もっと尻を突き出す格好になり、恥ずかしいそこだけを広げて見せつける様な体勢に碧は半狂乱になって声を上げる。
「い、やだ…っ!こん…な…っ!嫌だ、…!」
圧倒的な力に蹂躙され、従わせられ、広げさせられた小さな碧の蕾にその場にいる者の全ての視線が釘付けになっている。
恥ずかしい姿の碧の後孔に再び筆の柔らかな感触が伝わる。
「あっ!…っ!…い、ぃや!…やめ、…やっ!」
胸も性器もすでに焦れて仕方がないのに、こんな姿でこんな所まで淫らにされてしまったらどうなってしまうんだろう。
筆先は円を描くように蕾の淵をたっぷりと撫で、もったりとした淫油を会陰部にまで滴らせる。
雄から溢れさせた蜜は純白の布に染みを作り、足枷をされ頭を押さえつけられた碧は、蕾まで濡らされ為す術もなく身体を疼かせていた。
後孔の反応は早かった。
筆の尖端が蕾の閉まった入口をやわやわと突くと碧の奥がズクズクと痺れてしまう。
「、あぁ…っ!…ぅ、んっ!」
こんな強引な方法で肉体だけが堕ちてしまう感覚は初めてで、碧は困惑していた。
身体は辛いくらいに刺激を求めているのに、心では知らない男達に肌を触れられることに嫌悪を感じている。
愛し合った人となら求められれば、どんな風にされても許してしまうかも知れないが、今の碧がされていることはあまりに屈辱的過ぎる。
碧は自由にならない身体がもどかしく下唇を噛む。
香油を塗り終えると僧達が全員祭壇から消える。
またひとりで祭壇に残され、疼く焦れた身体を破廉恥な姿で晒している。
「…ぅっ…っ、…先生…っ」
辛くて愛しい人の名前を思わず口にするが、見守ってくれてるはずの彼はずっと見当たらない。
いつの間にかまた読経が盛り上がり、太鼓と共にフィニッシュを迎えた。
静かになった会場の熱気はさっきとは比にならなかった。
男達の荒い息遣いと生唾を飲む音が、会場全体に溢れている。
いやらしく拘束されたまま、まだ若く
美しい身体を盛らせている碧は男達全員の御慰みものとなっていた。
再び高僧が立ち上がり、また独特の口調で何かを伝える。
「御供物様献上」
短いので聞き取れた。
献上とはどういうことなんだろう。
もう十分捧げているのに。
自分が『御供物様』と呼ばれるのは知っていた。
先生が碧を御供物様に選んだのだ。
碧は先生の為にこんな辱しめを耐えているのに、近くで見守ってくれると言った先生はさっきからどこにもいない。
碧は涙が流れそうになるのを我慢する。
チリーン、チリーン、とお鈴が鳴り響き、透き通る声のひとりの僧侶だけが独唱し始めた。
祭壇に二人の僧が現れて碧の乗せた台を90度回転させ、会場に向かって横向きにされる。
正面から面と錫杖を持った僧侶が現れる。
面は古い木の面で、恐ろしい顔が浮かび上がっている。
錫杖をシャンと鳴らしながらゆっくりと近づいてくる姿は恐ろしい。
碧の身体はそろそろ限界で、つい甘い息が漏れてしまう。
香油を塗られたどこかをもし少しでも触れられたら達してしまうんじゃないかと思うくらい、どこも敏感に張りつめていた。
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