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贖罪2
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「はっ…ぁ…は…っ…」
息が浅くなっていく。
わずかな興奮を覚えながら碧はクチクチと音を立てそこに集中する。
少しずつ大胆に指を動かしながら、更に指を深めた。
「ん…っ……」
ゆっくりゆっくり指を沈め、まだ受け止め切れない場所まで行って一気に引き抜く。
「んあぁん…っ!」
引き抜かれる感覚に全身が粟立つ。
思った以上の快感に碧は恥ずかしくも嬌声を上げてしまった。
顔が熱くなっている。
恥ずかしさが込み上げるが、桐生のペンライトが目に入りぐっと飲み込む。
もっと奥まで…挿れないと…
桐生の冷たい眼差しが頭の中を過る。
碧は再び軟膏を手に取り
艶る指にたっぷりと軟膏を絞り出しまた後孔に運ぶ。
「…っはぁん…っ…」
自分の淫行に零れる声が抑えらずに静かな部屋に消える。
ぐちゅりと卑猥な音を上げて小さな穴に指が滑り込む。
「はっ…あっ…!」
しっかりと潤まされた指が容易く奥を突き、息が弾んだ。
溢れてた出た軟膏が碧の小さなそこを淫らに濡らし、零れ出るその感覚に身を捩る。
まだ早いかも知れないと感じつつも、指を動かし始める。
「…ぅん…っ…ぁ…」
鈍い痛みと腹の中が蠢く感覚に、桐生の綺麗な指を思い出して息が熱くなる。
「あっ…ぁ、…んっ…!…」
桐生にされたように手首を回転させて、満遍なく温かい肉壁に指の腹を押しあてその摩擦に酔う。
もっと強い刺激を与えたくて、指を奮わせながら抜き差しをしてみる。
動く指を深く押し込んでゆっくりと抜く。
挿入されるいたたまれない感覚に喘ぎ、去っていく時の排泄感にも似た背徳的な悦びに震える。
「…あ、…はぁ…んっ…あっ…ぅん…」
指の律動に合わせてくちゅ、くちゅという音と甘い声が漏れる。
桐生の劣情に熟れた瞳と熱い吐息が碧の脳裏をちらついてしまって、息が詰まる。
段々と指の律動が大胆になっていき身体が戦慄いていく。
「あ…っ…あぁ…っ…」
『ちょっとずつ広げるんだ…』
桐生の声が頭の中で再生される。
もっと……
深くまで埋めていた中指を引き抜き、人差し指を重ねて一緒に挿入しようと宛がう。
「う…んっ!…ああっ…っ!」
二本の指先を少し力を入れて押し込む。
急に増えた質量にさすがに狭くて指が進まない。
「あ!…っい…んぅ…う…んっ…」
ギチギチと狭い穴に無理矢理指を挿し入れると痛みが走る。
痛い、苦しい…と感じるのに、もっと挿れたいという加虐的な欲求に呑まれてゆっくりと食い込ませてしまう。
「…あっ…いっ…っう…ああ…」
肉を掻き分ける様にじりじりと狭い入口を抉じ開けて飲み込ませる。
生理的な涙が目の端から流れた。
「ん…っはぁ…あ…ぁ!」
全部咥え込ませて息をつく。
…入っ…た…
碧は流れる涙を枕に落とす。
入った…けど…
ギチギチと指を締め付ける肉の壁がキツい。
限界まで広げられたそこが悲鳴を上げている。
碧は動けなくなって浅い呼吸を繰り返した。
さっきまでにわかに感じていた快感はもう消えてしまい、今はただ苦しい。
「…せん…せ…い…」
苦しさに喘いで愛する人の名を呟く。
こんな自分を桐生は求めていたのだろうか?
これで桐生の信頼が取り戻せるのだろうか?
「…くる…し……」
涙が流れる。
最近よく泣く。
先生と付き合ってから泣いてばかりだ。
優しく微笑んで欲しい。
頭を撫でて欲しい。
いい子だねと褒めて欲しい。
『碧のこと信じさせてくれるね?』
碧は締め付けられた指を少しずつ動かし始めた。
「…っぅ…あっ…」
強引に押し込んだそこに指を曲げる余裕はないが、軟膏で潤滑にされているせいで指を回転させることが出来る。
ゆっくりと手首を回して肉襞を伸ばすように指を擦り当てる。
「ん…っ…」
何度か繰り返していく内に、徐々に自由が増えていく。
それと同時にさっきまでの苦痛も和らいで、腰の辺りがざわめいていることに気が付く。
「…ぁ…は…っ…あ…はっ…」
ぞわぞわと腹筋を震わせて何かが込み上げてくる感じが碧の息を上げる。
桐生の指があの時どんな風に動いてたいたか思い出して真似てみる。
グニグニと指をずらしながら動かしてみると、腹の中をまさぐられる不思議な感覚が生まれ碧は身悶えた。
「あ…っ…はぁ…ぁん…っ」
くちゅくちゅと中を掻く音に身体を預ける。
角度を変えて繰り返してぽこっと出っ張った所に行き着く。
なんとなしにそこを指で弾いた。
「はぁん…っ!」
じわりと熱いものが身体を奮わせる。
「…っ…?」
今までと違う感覚に碧はそこをもう一度刺激する。
「んっ!」
ぴくんと身体が揺れる。
無図痒いような痺れるような感覚が呼ぶ明らかに違う自分の反応に驚く。
もっと確めたくなって更にそこを弄る。
「あ…はっ…あぁ!…んぁっ…ああっ…っん!…」
刺激を重ねる内に早く強く脈が打たれる。
「…え…っ?…あっ…あ!…っ…な…に?」
ガクガクと腰が震える。
腹の底を震盪させて急き立てるように何かが碧の身体を駆け抜ける。
「…んぁ、あ、あっ、あぁっ、あ!あぁ!ああ!」
…な、何…これ…?
や…ばい…っ…
いけないと感じつつその先を見たくなるような好奇心と、突然訪れた愉悦に抗えずに碧はそこを刺激するのを止められない。
「あっ!あぁ!んあ!んっ!ああ!」
声を荒げて自分の醜態に呆れてしまうが、走り出した快感を止められずに淫らにしなる。
え?
いつの間にか反り上がった自分の雄を見て息を飲んだ。
…こんな…なんで…?…
桐生に追いやられた時の事を思い出して、喉がごくりと鳴る。
臍にくっついてしまいそうなそこは、とくとくと透明の蜜を垂らして甘い愛撫を求めている。
碧は思わずそこにもう片方の手を伸ばした。
「はっ…ぁあん…っ!」
ゆっくりと握ると今にも曝ぜてしまいそうな強烈な快感が押し寄せる。
じんじんと鈍い痛みを発していた胸の尖りまで、その波に酔ってしまったように甘い煽動を碧に与えている。
碧は熟れた後孔と腫れた自分の雄を性急に刺激しながら高みを目指しながら昇り始めた。
「はっ!あぁ!んあ!あっ!ああ!…も…うっ…!」
焦燥感に駆られ一心不乱に手淫に溺れる。
もう…イってしまう…っ…
白い閃光が見えかけたところで、耳許にじっとりとした桐生の声が生々しく甦る。
『勝手に気持ちが良くなってしまってもいいけど、射精はしては駄目だからね 』
「…っ!!」
碧は急ブレーキをかける様に手を止めた。
しかし絶頂を迎える寸前のそこは動きを止めたくらいでは留まることは出来そうにない。
碧は自分の雄の根元を強く握り締める。
「っ!あああっ…っ!!」
痛いぐらい締め付けて悲鳴を上げた。
ビクリと身体を硬直させて、なんとか絶頂を食い止める。
「あ…っ…ん…はぁ…っ…はっ…」
強すぎる刺激を逃がし切れずに碧は身体を震わせた。
まだ後孔からは痺れるような快感が性器や胸に伝って碧の身体を煽っている。
締め付けて苦しそうに赤く鬱血した若い雄が蜜を潤ませている。
吐き出してしまいたくて息が漏れた。
疼く身体を持て余して簡素なベッドの上で碧は悶える。
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