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こんなときでも
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……え?いや、もしかして、彼女いる??
イケメンだし、この落ち着きよう。
原田君は童貞感が全くしない…。
腕を絡めながら話すかわいいJK彼女と機械的にに頷く原田君。
…高校生のキャッキャウフフ感?が原田君から全く感じないがあり得る。
だって、彼はJKの好きなイケメンだ。
いや、待て!
年上のお姉さんならなんか、すごく、想像つく。
妖艶な感じのお姉さんにいつもより赤い顔をなぞられながら、あのベットで「フフ、こんなときでもあんまり表情が変わらないのね」って言われるんだ。
さっきの想像よりとてもしっくりくる。
苦しいけど、好きな人が取られる想像は好きだったりする。
いや、実際にヤラレたらもちろんすごくすご~く嫌だが、想像(性癖)と現実(理性)は別物なんだ。
「床で申し訳ないんですが、座ってください」
少し乱れた紺色のベットばかり見ていた視線を慌てて原田くんに移動させた。
「ありがとう」
彼女がいるなら普通は引っ越しの手伝いに来るだろうから、いないんじゃないだろうか?
いや、この引っ越しで遠距離になったとかも有り得る?
え?これから来る?
そしたら、このおっさん誰?ってなるぞ。
てか、家族の人は来ないよね?
あ、もっと真面目っぽい服の方がよかったか?
いや、引っ越しの手伝いするときの真面目な服ってなんだよ?
不安になってくる。
「引っ越しの手伝いで他に人来たりする?(彼女とか)」
「来ないですよ」
良かったぁ。
少しほっとしたが、家族はどうしたんだろうか?
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