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気持ち悪いよな
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心配なんてしていないかのような一本調子、感情なんてほとんど感じない。
背中がゾクッとした。
本人にその気はないだろうが、煽られているような感じがしたから。
「ああ、えっと大丈夫だから。その、本当にすみませんでした。
あんなことに巻き込んで。理解出来ないだろうけど、こうゆう世界もあって
いや、本当に面目、ない、です」
テンパって口が勝手動いてるみたいに言葉がポンポン出てくる。 乾いた笑い声付きで。
顔が恥ずかしさで赤くなりそうだ。
いい大人が、あんな性癖バラされて平常心じゃいられない。
ド変態でもそれは一緒だ。
今度はコケないようゆっくり立ち上がる。
鼻を押さえた手から生暖かい液体がこぼれ、Tシャツにに赤いシミが出来た。
「お礼はまた・・・って・・・あー。
また関わっちゃ気持ち悪いよな」
無言無表情に耐え切れなくて、愛想笑いを浮かべたが、向こうはやっぱり無表情だった。
「歩けますか?」
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