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Episode.1…4
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凛視点
「そんなので俺を挑発しているつもり?」
ハッと鼻であざけり笑って、
怖がる様子もなく余裕の笑みを浮かべながら
優等生君は俺を連れていこうと手を掴む
痛いほどの力で。
「しつけぇな…ッ」
痛みで眉間にシワがより
舌打ちをすれば
思いきり足を踏みつける。
「ッ!?」
さすがにこの攻撃は予想していなかったのか
顔をしかめるも
すかさず反対の足でみぞおちに蹴りをいれてきやがった
完全に気を抜いていた俺は
無防備な身体への蹴りに膝をつく
「さっさとついてこい」
襟を掴み見下ろす相手に
俺はもう逆らおうなどという気は起きなかった
腹部を襲う鈍い痛みに耐えながら相手を睨み付け
ひきつりそうになる表情を必死におさえて
顔をそらし渋々従うことにした
それが精一杯の俺のプライドだったから
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