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Episode.4…1
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春季視点
カーテンの隙間から日差しがはいれば
ゆっくりと目をさました
あぁ、もう朝なのかとぼんやり考えながら
少し跳ねた髪と制服を整え身形を整える
…アイツ逃げてないよな?
鍵はかけなかったか、物音がすればすぐに目を覚ますタイプなので
問題はないだろうとは思うものの
如何せんぐっすり眠っていた。
もしかしたら、という可能性が拭えない
一応薬とカメラをもって寝室にノックしてはいる
そこには、丸まって静かに寝息をたてるヤツ…凛の姿があった
そのことにホッとし、枕元に座って顔をのぞく
全体的にスッとして整った、
どちらかといえば綺麗と形容するのが好ましいような顔
そんな凛のあどけない寝顔はまるで幼子のようで、
思わずカメラをむけ、頭を撫でてはそのあと引き寄せられるように口づけた
唇を離した途端、羞恥がおそう
いやいやいやっ
俺は一体なにしてんだ!?
仮にも襲ったヤツに!
だ、第一なんで襲われたヤツのそばでこんなに安心したように寝てんだよっ
また襲われるかもしんねぇじゃんっ
いや、襲わないけども!
例え疲れきっているとしてもちょっとは気を付けろよっ
つーかなんで俺はこいつの心配してんだよっ
一人頭の中でグルグル考え百面相している横で、
うっすらと目を開きぼんやりと天井をみている男に気づく余裕などなかった
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