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「もっと、触って」
そう言われた瞬間の、愛しさ。
海斗。
触って欲しいのは僕のほう。
もっと海斗に、触りたい。
海斗。
よく分からない、それでも知っている感情に従おう。
海斗が触ってと言うのなら。
海斗がそれを許してくれるなら。
この感情がなんなのかわからなくても、僕はそれを叶えよう。
そう思いながら、海斗の頬に手を当てて引き寄せる。
嬉しそうに微笑む海斗に、
僕もまた嬉しくなった。
蘇るのはきっと、
この感情の姿。
『好きなんだけど』
『・・・・・・えっ!?』
『付き合って欲しいんだ』
『僕と、付き合って欲しい』
『拒否する権利なんてないんだよ』
『どうして逃げるの?』
『ぁ・・・ごめ・・・、』
『・・・・・・・・ふふ』
『逃がさないよ』
『ん゛っ・・・・・・・・』
『ん・・・・ぅ、やめっ、ぅん゛っ・・・・!』
『悪い子だね』
『ふっ・・・ぅ、ぁ゛ぐっ・・・・』
『海斗』
『僕がどれだけ海斗を好きか、わかってる?』
『ずっと見てたよ。海斗のこと。好きで、好きすぎて・・・・・・・・・・・・・・・・・
殺してしまいたくなる』
『好きに、なる・・・・・・・』
『・・・・・・・・・・・・・・・・こわい・・・・・・・・・・・・・・・・・っ』
『好きに、”なる”?』
『・・・・・・・・・・・・・・・・す、きだ・・・・・・・・・・』
そうだ。
あの頃はただ、精一杯。
海斗のことが、好きで。
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