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久々の。
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「幸せだなぁって、思ったんだよ」
そう言ったとき。
海斗はふわりと、もう本当に体が浮くかとっていうか浮いたかと思うほどふわふわと笑った。
若干クラッとしながら、思った。
どこの天使が舞い降りてきたんですか?(真顔)
そんなこんなで完全にスイッチが入ってしまった僕は驚く海斗の手を引いて公園の公衆トイレに連れ込み、誰にも見られないように個室に入った。「何!何!!何!!!」と大声で騒ぐ海斗の口を塞ぎ、
今に至る。
「ん、んっ!っぁ、す、ばる・・・・っ、」
「ん、なに?」
「あ・・・・・っ!」
(本当、感度良い・・・)
海斗は良すぎるくらいに感度が良い。男は感じないであろう乳首も、かいたりつまんだりするだけで体をビクつかせる。
そんなところもまた可愛らしいのだけれど。
「ひっ、あ!」
しやすいようにと、後ろ向きにした海斗の首筋に舌を這わせる。そうすると、面白いほどに腰がビクビクと動いた。これだけでもそんなに感じるんだと思うとなんだか虐めてやりたくなって、焦らすようにして指先で乳首周りを撫でた。
「あ、はっ・・・・・!ゃ、す、ば・・・・昴っ、」
「ん?」
「昴、な・・・っで!や、やだ・・・・!」
息切れが激しい。海斗は感じすぎているから、きっとそのせいだろう。
まるで追い討ちをかけるように、耳の裏にキスをしたり、舐めたりするとさらに息切れが酷くなる。
苦しそうだけど、可愛くてやめられない。
「なにが嫌なの?」
「ぁ、そ、それ・・・それやだ・・っ」
「それってなに」
「ん、ぁ・・・や、触って、触って・・・・!」
「触ってって、ここを?」
「あぁッ!!」
僕が触ったのは、海斗の胸の突起じゃない。
もうすでに硬く、熱くなった海斗のそれ。
「あ、あっ・・・・・!」
「違った?」
もう訳がわからなくなっているんだろう。壁に爪を立てて、首を横にブンブンと振る。
たった1回。たった1回だけ。
本当に海斗を抱いたのは、たった1回だけ。なのに、
慣れた感じ方。
慣れたキスの仕方。
もしかしたら僕が記憶を失くしてる間に、入院している間に。
他の誰かに抱かれてしまったのかも、だとか。
前の僕なら考えたかもしれないけれど、今は違う。
今は、海斗が心から僕を好きでいてくれてるって。
愛してくれてるって、そう思えるから。
疑うことなんて少しも無い。
不安になることもない。
海斗は、僕を、愛してくれている。
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