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海斗side.
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冷たい、冷たい空気の中に響く声。
「・・・・す・・ばる・・・・・・?」
「ッ海斗・・・・!」
「ぁ・・・・・、」
昴。
昴だ。
「ッ昴!昴、助け、」
「うるせぇな」
バシッ!!
「あ゛ッ!」
せっかく。
せっかく昴が。
昴が、助けに、
「海斗!?ッ・・・・菊地!今何を、」
「気になるなら入って来いよ!まあ、鍵取りに行ってる間に全部終わらせるけどなあ!」
「っ・・・・!」
こいつ、鍵閉めて・・・・っ!
「す、昴ッ!昴ッ!!」
するり。
菊地の冷えた手のひらが、俺の腹を撫でる。
あまりの冷たさに体が跳ねた。
「っ・・・!」
「ハッ!何、期待してんの?」
「っ、ちが、違う・・・!触るなっ!」
「無理ー」
「あ、や、嫌だッ!!」
ぬるりとした感触。
菊地の舌が腹の上を這う。
(気持ち悪い・・・・ッ!)
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!!!!!!
「やだやだやだ!!気持ち悪い!」
「海斗!海斗、何されて・・・・ッ」
「昴!昴、助けて!昴ッ・・・!」
涙が溢れて止まらない。
嫌だ、本当に。
気 持 ち 悪 い 。
「暴れんじゃねぇよ」
バシッ!!
「い゛ッ・・・!」
痛い。
殴られた頬が。
押さえつけられてる肩が。
心臓が。
頭が。
痛い。
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