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海斗side.
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そしてここは俺の家。
昴の家は今日は圭一さんの友人が来るらしくて、とりあえず俺の家に来ることになったのだ。そう、”とりあえず”、だ。だからこうなると予想していなかったと言えば嘘になるけれど、まあならないだろうと油断していた。
だってそんな雰囲気じゃなかったし。
全然そんな雰囲気じゃなかったし。
まさかこのタイミングでヤることになるとは思ってなかったし。
だけど甘かった。少しずつ少しずつ、深いキスに溺れていく。
「っ、んん!ん、んッ」
「ん・・・は、」
じょじょに激しくなっていくキス。息が苦しいけれど、それすら気持ちいいと思ってしまう俺は末期だと思う。
昴も昴で苦しそうで、だけどやめようとしないから。
(・・・好き、)
”好き”が積もっていく。
「ん、はッ・・・、ぁ、」
(好き・・・好き、だいすき)
好き。
「んぁ、す、ッ・・・!っ・・すば、るっ」
「っ・・・ん、なに?」
ぺろ、と唇を舐められて、キスは止まった。
(・・・・昴、)
言わせて。
言わせて、欲しい。
「はあ・・・ん・・昴、」
「どうしたの?」
くた、と昴の体に凭れかかる。
そうすれば、昴は頭を柔らかく撫でてくれた。
気持ちよくて力が抜ける。
「昴・・・・好き」
好き。
「好き、好きだよ・・・・好き」
「・・・・・・・ん、」
「好き・・・あいして、る」
「・・・・うん」
だいすき。
「好き・・・昴のことが、好き」
「うん」
「・・・・なあ、」
「うん?」
「めっちゃキモいこと言っていい?」
「え?」
すき、
すき。
だいすき。
「俺は・・・昴のことが、すき。誰よりもすき」
「・・・? うん」
「だから・・・俺は、
泣く原因も昴がいい。
笑う原因も昴がいい。
笑い合うのは昴とがいい。
目を合わせるのも、
手を繋ぐのも、
キスも、
抱き締めるのも、
抱き締められるのも、
撫でられるのも、
・・・セックスも、
全部、全部。
昴とがいい」
全部、全部。
昴とじゃなくちゃ嫌だ。
「すきだよ・・・あいしてる」
「・・・・海斗、」
「あいしてる・・・あいしてる、あいしてる」
「海斗、」
「なあ、ちゃんと伝わってる?俺の気持ち全部、伝わってる?」
すき。
あいしてる。
伝わって。
「・・・うん。伝わってる」
わかって。
汲み取って、俺の気持ち。
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