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もしT2が古賀青八木だったら シンプルバージョン②完結~腐二次創作弱虫ペダル青八木目線
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ウサギ狩りは否応なく続いた。
何度も何度も、僕は峰ヶ山に追い込まれ、古賀の貪りを受けた。
泣こうが喚こうが、古賀は僕を犯した。
どこに逃げても古賀は僕をみつけてコラテックを運んで来る。
徐々に僕は悟っていった。
早くなる以外、僕は古賀から逃がれるすべはないのだ。
僕は早朝に、ひとりで峰ヶ山を走るようになった。
ケイデンスの上げ方、筋肉の使い方、呼吸法、etc.etc…
工夫して走る僕に、田所さんが気づいてくれ、何かとアドバイスをくれるようになった。
田所さんといるときは、古賀は僕に変なことはしない。
僕はできるだけ、ことさらに、田所さんといるようにした。
僕にできる最大の防御。
けど僕気づいてる。
僕、早くなってる。
これ…古賀のおかげ…?
その日初めて僕は、ゴール地点~古賀にあらかじめ指定されていたのだ~に先に届いた。
直後到達した古賀はふつうに下りて僕の方に歩いてくる。
逃げる体力が残ってない。
また弄ばれるのか。
あきらめに目を閉ざしたとき、古賀は意外な行動をした。
すごく紳士的にキスくれて、それも頬に、僕を軽々抱き上げると、コラテックだけ引いて部室まで連れ帰った。
僕を下ろし、シャワーに当てる。
性的な意味のない手つきで僕を洗い、着替えさせる。
「…」
黙って見上げると、古賀は優しい目で笑った。
「インハイメンバーに選ばれた。喜んでくれるか?」
僕は黙って頷く。
「あすから先輩がたに合流する。しばらくおまえを鍛えれない。『やったね』って感じかな?」
どうだろう。
楽できるって感じない。
淋しい、とか、行くな、とか、おめでとうとか。
そうだ。
おめでとうだ。
「おめ…」
「ありがとな。そしてごめん。おまえを間に合わせたかったんだが」
「間に合わせる?」
「もうちょっとだったんだ。おまえがもう少しだけ自分を信じられたらかなったと思う。だから…腐らずに…」
頑張って練習を続けろよ。
そう言って古賀は集中合宿に向かった。
本番。
そこでかれは…
それはまた別の話だ。
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