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独り咲く①~R18腐三次創作弱虫ペダル今泉目線
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※ 『育つ総北』の直後です。
この青八木は、手嶋と付き合ってはいません。
タオル…持ち帰ってきてしまった…
それはいいんだ。
もともと俺んだ。
でもよくないのはそれを、ビニール袋に入れてきたこと…
教科書がビショ濡れになるほどの汗吸わせたわけじゃない。
そうだよ。
俺、俺…
タオルを持ってベッドに上がる。
どうしよう。
どうしよう。
あの人を穢す気はない。
穢す気はないけど、けど…
タオルを鼻に当てる。
汗の匂いにまじってコロンの香り。
まるですぐそこに、あの人がいるみたい…
て…し…ま…さん…
じゅ‥
言えない。
純太って呼んでいいのは青八木さんだけだ。
ああでもっ、でもっ!
「純太! 純太純太っ、純太…」
名を呼んでるうちに前にキテ、俺、俺、制服のなかに手、入れた。
前立緩めて下着の中へ、
あ、湖鳥、
フィギュアを足で蹴って向こうを向かせる。
おまえにこんなとこ見せたくない。
そう思ってる間も俺の手は、俺を、俺のいやらしい欲望の棒を、両手で包むようにしてこすり上げている。
かすかだった快感が、うねるようにアガッてくる。
思い浮かべる。
あの髪、あの瞳、唇…
「うっ」
白濁が、俺の下着をべっとり濡らす。
涙が一筋頬を横切る。
手嶋さん。
俺今あなたを、マジであなたを穢しました…
自分で自分を抱え込むようにして、俺は泣いた、泣き続けた。
どれだけ泣いても罪の意識は終わらず、俺はよろよろと立ち上がった。
手を拭いて、それ拭って、下半身裸になって階下へ下りる。
継母(はは)の目を盗んでバスルームへ行き、シャワーコックをひねってほっとする。
これで汚らわしい自分とはおさらばだ…
そう思いながら俺の手は、再びゆっくり自分のそれへ行く。
あの人が、キャノンデールを押してゆく。
半年前とは較べものにならないほど引き締まったふくらはぎ。
両手で押し戴いて、キスさせて貰えたら俺…
でも違う。
キャノンデールを押してゆくあの人に、手を軽く上げ寄っていくのは金色の、光の束みたいなあの先輩…
二人の間にあるあの絆を…憎む…俺がいて…
バスルームには鏡がつきもの。
鏡の中の俺は、尖った険しい目してる。
瞳の奥に揺れてる、獣みたいな炎。
ガシャンと音。
鏡は粉々に砕けていて、右の拳は血まみれだった。
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