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独り咲く②~R18腐三次創作弱虫ペダル今泉目線
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「どうしたの俊ちゃんっ」
ケバい化粧が脱衣所へ飛んでくる。
ヤバイ着るもの!
とっさにバスタオル腰に巻いたけどぎりぎりだった。
さすがに今日は目を皿のようにはしない。
「救急箱、救急箱っ」
傷ロを洗ってガラス片取って包帯巻いて、さすが手早い。
昔とった杵束…
思っただけで吐き気がしてきた。
母が消えて、たったひと月で、入り込んできた女狐…
その手は俺の鎖骨を、無意味に長くなぞっている。
「部屋戻る」
振り払うように二階へ上がる。
背中に視線。
長くまつわりつくような。
耐えて部屋に戻り、安堵の息をついたとたん、
吐いた。
駄目だ俺。
あの女だけは耐えられない。
吐き終わってはっとする。
このビニール袋、タオル入れてきた袋だ!
慌てて見る。
タオルどこだっ。
俺のベッドの上に丸まってた。
別の袋を見つけて、急いで入れる。
そっと嗅ぐと、まだ、かすかに手嶋さんのコロンの匂いがした…
ロを結び、乙女みたいに胸に抱く。
俺の大事な憧れの人…
いつか、いつか、俺は…
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