アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
多串君
-
「はっ....ゔっ....ぐわっ!!!
はぁ、はぁ、はぁ.....」
久しぶりにあの夢を見た。
忘れたいのに忘れられない
穢れた過去
「ここ、どこだ?俺ん家じゃねーし。」
「真撰組だよ。やっと起きたか、腐れ天パ」
「は!?なんで?!俺悪いことしてねーよ!!」
なんだなんだなんだ!?
思考が追いつかねぇ!
なんですか?!
まさか誘拐ですかコノヤロー
「この酔っ払い、道端で、寝たんだよ、通行の邪魔だから、一時的に連れてきただけだよ」
あ、そういえば。
飲んだな
頭もガンガンするし、、、
「ホラよ」
すっと、茶碗を差し出された。
なんだかはすぐにわかった
「味噌汁...」
なんだ、優しいな
「さっさと飲んで帰れ、仕事の邪魔だ」
前言撤回
優しくないです、所詮多串君だったわ
「へーへー、わかりましたよー」
ズルズル。
味噌汁は、美味しかった。
あったかかった。
「んじゃ、お世話になりましたぁ〜」
少し嫌味っぽく別れを告げた
「あ、まて、万事屋、忘れ物」
え、忘れ物?
ちゅ、と、多串君の唇が俺の唇に触れた。
「またな、銀時」
「ふ、不意打ちとは卑怯だコノヤロー!!!バーカバーカ」
俺は恥ずかしくて逃げるように帰った。
察した人もいるだろうが。
土方と俺は。
付き合ってる。
でも
俺は土方に隠してることがある。
嫌いだからじゃない。
これを知ったら
きっと、俺を捨てる
もう、一人は嫌だ
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 27