アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
22
-
.........口説く!?
やっと雅臣の言葉の意味に気付いた凪はピシッと固まった。そして確認。
「 ......えと、俺、男なんですけど......?」
解ってると思うけど念の為確認しとこう。うん。常務、頭沸いちゃってるから。
「んな事、解ってるよ。ケツも乳もチンコも触ったからな。」
今更、何の確認だよと悪びれもせずサラッと暴露した雅臣に凪は盛大に焦った。
「 だあぁぁぁぁぁぁっ!!?」
か、確認なんかするんじゃ無かったっ!相手は馬鹿で変態だ!おっしゃる通り、触診で確認済みじゃん!!
そう凪が慌てている隣で、恭司の目がスッと据わった。雅臣のあの言葉は凪に向けられた様でその実私に向けたもの。同じ土俵にたっていると知らしめん為のものだ。
「良く解ったよ、雅臣。だが、自分のものをそう易々と渡すほど、私もお人好しじゃない。泣き暮れる準備をしておきなさい。」
殺気を隠しもせず、冷笑を浮かべて恭司が言うと雅臣は鼻で笑った。
「 ハッ、まだ兄貴のものじゃねぇだろ。凪は俺に身体許してんだよ。俺のが一歩リードだろ。」
か、身体許した!!?
許してないから!!勝手にキスしてベタベタ触ったんだろ!!なに、然も同意の上みたいな言い方してんだよ!?
ビックリしすぎて唖然としていた凪だが、雅臣に言い返えしてやろうと口を開きかけた途端、腕を掴まれて恭司を見るも、その思いの外強い力に言葉が出てこなくなり、首を振って否定の意を唱える。
「 私の部屋に戻ろう。じっくり話さなければならない事があるようだから。いいね?」
笑顔で言われるも、恭司のその目は全く笑っていないし、腕を掴む力が、怒りの程を表してる。
「...............はい。」
凪はもう雅臣を殺ってしまいたい。と思い、半ば諦めた気持ちで恭司に返事を返した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 160