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......もう、お婿に行けない。俺は淫乱で変態に成り下がった。いっそイクならあの世に行ってしまいたかった。腹上死すればよかったんだ、俺なんて......。
凪は隆雄の見ている前で絶頂を迎えるというハレンチ極まりない結果に盛大に落ち込み、ケットの中に頭からすっぽり包まっている。
あの後、隆雄を追い出し行為を続行しようとした恭司の腕の中から逃れ、今現在に至る。
「...凪、お願いだから顔を見せて、」
「まだ居たなんて知らなかったけどっ、人様にあんなハレンチな事してる所見られてもう生きていけませんっ!!」
もう、かれこれ30分はこんなやり取りをしていて、恭司はほとほと困り果てていた。
「おいまだ終わんねぇのかよ!!いつまでヤッてやが...、
......なにやってんだ?」
何時までも出てこない二人に焦れて寝室に入って来た雅臣が文句を言い出したものの、ブランケットのこんもりした山に戸惑う。
「...凪が拗ねてしまって出てきてくれないんだ。隆雄は?」
「あー、リビングで同じ様に頭抱えてる。おい凪、
ちょっと見られただけだろ?そんな拗ねてんなよ。オラ!」
言うが早いか、雅臣は凪のブランケットを剥ぎ取った。
「 ─ !? ちょっと!? ヤダ離せー!!もう、何でそんなに野蛮なんですか!!離してってば!!」
剥ぎ取られそうなブランケットを必死に掴むも力の差は歴然で、あっという間に凪の上半身が露になると雅臣が舌舐めずりした。
「...へぇ、イイ眺め。全部引っ剥がされたくなけりゃ、自分で出てこい。」
「うぅぅぅぅ、行きますよ!自分で行けばいいんでしょ!!」
なんつーエロエロな目でみてくんだと根負けして開き直り、凪はパッと手近にあったタオルを腰にを巻きつけてベッドから出たが、威勢だけ良くて足はガックガクだ。
「....恭司さん、シャワー借りてもいいですか?」
「もちろん。一人で大丈夫かな?」
苦笑気味の恭司に小さくはいと返事をし、バスルームに行こうと、キッと雅臣を牽制。
セクハラ魔神め!目がエロいっつーの!!
「 あ...!?」
歩き始めた所で後孔からツーッと恭司の精液なのかローションなのか体液なのかは分からないが、何かが内腿を伝い流れていって動けない。くっそ恥ずかしくて凪はボッと火を噴いた様に顔を真っ赤にして固まった。
「......えっろ、」
雅臣の言葉に羞恥が半端ない。脱兎のごとく逃げ出したいが、歩けば確実に床に垂れるからその場を動けなくてもう泣きたい。
こんな所から垂らしてたら、如何にも事後ですって言ってるようなもんじゃん...。ベッドから出るんじゃなかった!もうお婿に行けないー!!(泣)
そんな事を考えている凪の前に恭司が跪き、内腿を流れる液体を下からスッと撫でるように掬うと、そのまま凪を姫抱きした。
「バスルームへ行こう。これ以上キミの扇情的な姿を雅臣に見せたくない。」
「 わっ!? きょ、恭司さん!?じ、自分で歩けます!!」
「耐えられないで中に出したのは私だからね。大人しく運ばれてくれるかな?」
にっこり微笑み、何とも恥ずかしい事をサラッと言う恭司に、赤面し黙って頷くと凪は首に腕を回して顔を隠した。
バスルームから出ると、ソファーに座る恭司の前で隆雄が正座で滾滾と説教をされている。
謝ってこいと恭司に叱られて、土下座で謝ってきた隆雄に凪は慌てて、同じ様に土下座で向かい合うという何ともシュールな画になった。
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